イタリアから連想するオーケストラ(2013/02/27)


○イタリアで総選挙決す

 昨日26日にイタリア総選挙が決し、“イタリア改革 黄信号”と各新聞社が報じています。これは改革推進の中道左派連合が下院で辛勝する一方で、上院ではどの政党も過半数を獲得できなかったためです。反緊縮策を唱えるベルルスコーニ前首相率いる中道右派連合が猛追した形となりました。このことは私たち日本に関係のない話ではありませんね。混迷を極めるイタリア金融政策に対して国際市場は過敏な反応を示し、円高が大きく進行しています。これが日本の経済界に大きな影響を与え、アベノミクスも欧州不安によって一掃されてしまう可能性もあるというわけです。


○「イタリア」で想像した曲は?

 今日の各新聞社のコラムでは、このイタリア総選挙を受けてイタリアに関する記事を書いています。その中でも注目したのが朝日新聞のコラム“天声人語”です。そこには「メンデルスゾーンの第4交響曲はイタリアは、晴朗さに満ちた旋律でファンが多い。『イタリア』と名付けられた曲の出だしは、あの国の紺碧の海や、ぬけるような青空を思わせる。曲名を聞いてメロディーが口をつく方も多いだろう。▼作曲家はドイツ北部に生まれた。南欧を旅して光を浴び、情緒に心洗わされる・・・」などと続くコラムが書かれています。オーケストラをやっている身としては、こういったオケを題材とした記事を見ると、ついつい見入ってしまいます。


○イタリアを題材にした曲は多い

 さて、朝日新聞がコラムの題材にしたメンデルスゾーンのイタリアですが、これはメンデルスゾーンの作品の中でも最も親しまれている曲の一つですね。この曲の二楽章は憂いの入る感傷的な構成ですが、全体的に明るい曲で、聞いていて気分が高揚してしまうような曲です。今回、この“天声人語”を書かれた筆者の方が「イタリア」というテーマで連想した曲はメンデレスゾーンの作品でした。しかし、イタリアを題材とした曲やその歴史にまつわる曲はまだまだたくさんあります。その一例として『イタリア奇想曲(チャイコフスキー作曲)』や『カヴァレリア・ルスティカーナ(イタリアのシチリアの山間部を舞台としてできた戯曲及びオペラ)』、『トスカ(プッチーニのオペラ)』、『ローマの松(イタリアの作曲家、レスピーギの交響詩)』などなど。ちなみに最後の「ローマの松」は、その前後に作曲された『ローマの噴水』『ローマの祭り』と合わせて「ローマ三部作」と呼ばれています。


○イタリア奇想曲と言えば?

 前項で紹介した「イタリア奇想曲」ですが、私個人として思い入れの深い曲です。それは、打楽器奏者だからこそ言える「タンバリンの難易度」といったところでしょう。先般、イタリア奇想曲のタンバリンの譜面を見る機会があり、実際に挑戦したことがあります。しかし、その譜面は容易なものではありませんでした。徳島交響楽団の打楽器奏者の方の話によれば、“これはプロオケの打楽器奏者の入団試験でも使われている(くらい難しい)”とおっしゃるほどです。もし何かの縁でこの曲を聴くことがあれば、「タンバリン奏者」にも注目してあげると、より一層曲を楽しめるかもしれませんよ。

 しかしながら「イタリア奇想曲」という曲名を聞いて、何かを連想しませんか?

 そうです。「スペイン奇想曲」ですね。今年の私たちの定期演奏会で演奏する曲です。こちらの特集記事もまた書きたいと思いますので楽しみにしてくださいね♪ 
⇒定期演奏会の詳細はこちら



【編集後記】

 今日の部活は『セクション』でした。
 二月の練習も今日が最後ですね。
 あ、皆さん色紙書いてください‥‥‥